スウェーデン生まれニューヨーク育ちの北欧系カフェFIKA。現在、ニューヨーク市内を中心に18店舗ほどある人気店です。どの店舗もモノクロ・クールな店構えではありながら、中に入るとオレンジ色の椅子や木製のテーブルが置かれていて、なんとも温かみのある雰囲気。居心地が良いからか、本を読んでいたり、仕事をしたりと、長居している人をよくみかけます。
まずカフェと言えばコーヒー。FIKAのコーヒーはブルックリンで挽いているもの。苦味が少なく飲みやすいです。実はスウェーデンでコーヒーブレイクは大切な文化の一つ。FIKAはスウェーデン語で甘いお菓子を食べながらコーヒーを飲む休憩時間の意味ということで、この文化を伝承するかのように、パテストリーやチョコレート、ジャムなどが充実しています。チョコレートは有名ショコラティエが監修していて、高品質。チョコレートだけ買って帰るひともいます。 また、スウェーデンのシンプルなエスプレッソバーのスタイルを取り入れており、ドリンクメニューがとてもシンプル。ラテこそあるものの、シロップを使うメニューは用意していないそうです。私も言葉通りのFIKAを堪能↓↓ このマフィン、フッワフワッでブルーベリーもいっぱい入っていてコーヒーと合うのです。
FIKAはコーヒーにもフードにも北欧の文化を取り入れていますが、素材は主にローカル農家から購入しているのだそうです。それはやはり地元の人々との繋がりを大切にしているからでしょう。生まれた国とNYCの文化や人々を上手く交わらせているカフェだなあ、といつも感じます。
最後に今は夏!ということでFIKAの美味しいコールドドリンクをご紹介します。といっても個人的に私が好きな夏のドリンクなのですが、『Matcha Tea Latte』。今となってはどこのカフェでも見かけるメニューですが、こちらのMatcha Tea Latteはアーモンドミルクが使用されているのでとってもスッキリ飲めるのです(普通のミルクもリクエスト可能)。甘くてまったりしたのが好きな方にはお勧めしませんが、店頭に並んでいるスイーツとの相性もよく、一度試す価値アリです。それでは、現地の方はお仕事や学校の合間のFIKA、旅行でいらした方は街散策の中の一休みとしてFIKAをお楽しみ下さい。