ソールズベリ Salisbury
本日は週末に日帰りをしたソールズベリの話。ロンドンからのアクセスが良く、観光スポットも1日あれば回れるボリュームなので小旅行にはピッタリです。
主な見どころとしてはストーンヘンジとソールズベリ大聖堂。それぞれ全く違うタイプの観光スポットですが、どちらも特有の迫力があり、歴史の重みを感じる興味深い場所です。
ロンドンからソールズベリへのアクセス
バスや車で行くという方法もありますが、オススメは列車。ロンドンのウォータルー駅からソールズベリ駅まで約1時間半です。ソールズベリの街中や大聖堂へは駅から徒歩でもアクセスできますが、ストーンヘンジへは駅からバスへ乗り継ぎます。

私の場合は朝8時頃の列車でロンドンを出て、そのままバスでストーンヘンジへ向かい、帰りに街歩きをしながら、ソールズベリ大聖堂へ行きました。
このコースだと夕方にはロンドン行の列車に乗って帰れるイメージです。
ソールズベリ駅からストーンヘンジ
まずは初めに向かったストーンヘンジの行き方について。ソールズベリの駅を出て左へ進むとストーンヘンジ行きのツアーバスが出ているので、そのバスに乗ると効率が良いです。

約30分の乗車中はバスルートで通る街中の建物や歴史についてオーディオガイドを聞くことができ、旅の参考になります。(言語は日本語も選択可です)
このストーンヘンジまでの道のりも、趣のある街並みや緑豊かな田舎の風景が楽しめて私は好きでした。

ストーンヘンジのエリアへ入るにはチケットが必要です。ネットで予約しておくと確実ですが、現地で購入することもできます。ツアーバスとセット購入も可能。ちなみに車で来た場合、駐車場は無料だそうです。
世界遺産 ストーンヘンジ Stonehenge
ストーンヘンジとはストーンサークルとも呼ばれる円形状に並んだ巨大遺跡で、約4500年前に建てられたと推測されています。世界的にも有名な先史時代の遺跡ですが、紀元前に誰がどのように何の目的で建てたのかなど、謎はいっぱい。現在も調査が進められている途中です。

広大な丘に建っているストーンヘンジは1周歩いて回ることができるので、色々な角度から見学してみましょう。見る方向や距離感によって迫力がちがいますし、夏至や冬至の太陽の位置を示す表示もあるのでじっくり回ることをオススメします。


詳しい説明や展示に興味がある方は、ビジターセンターに併設されている展示室へ立ち寄ってみると良いでしょう。
ソールズベリ大聖堂 Salisbury Cathedral
ストーンヘンジまで来たら一緒に訪れて頂きたいのがソールズベリ大聖堂。約800年前に38年かけて建てられた、ゴシック建築の傑作とも言われる大聖堂です。

英国で最も高い尖塔や美しい中庭を囲む回廊、中世から今も時を刻む大時計、マグナ・カルタなどみどころがいっぱい。初めて訪れる方は予想以上に時間を費やすのではないかと思います。
個人的に素晴らしいと思ったのはエリザベス1世 直筆の手紙 (しかもシール付)が残っていたこと。ここは一般的な大聖堂見学の域を超え、人々を歴史の本の中にいるような感覚に誘うような場所だと感じました。


私のようにストーンヘンジの帰りに立ち寄るとすれば、ツアーバスの復路で列車の駅まで行かず、Salisbury New Canal Stand Uで降車すると街歩きをしながら大聖堂へ行けます。
ソールズベリの街
街中はコンパクトながらも中世の街並みが残っていて、散策にはピッタリ。お天気が良ければソールズベリマーケットでお買い物をしてみたり、ハイストリートを歩いてみたりしましょう。

ハイストリートにあるキャンディーショップや雑貨屋さんはとても可愛らしく、お土産を買うにも良い場所です。
また、13世紀からある “ハイストリートゲート” は現在も使用されており、夜になるとしっかり閉じられます。

今回はロンドンから日帰りも可能なソールズベリの旅についてご紹介しました。
ストーンヘンジや大聖堂はもちろん、緑豊かな丘や趣のある街並みも楽しんでみて下さいね。