毎年、初夏の雰囲気が漂い始めると、ニューヨーク(NY)では様々なイベントがスタートします。単発のパレードやコンサートも多いのですが、今回は暖かい時期ならではとも言える気軽にNYで地元の人々と触れ合える“Street Fair”をご紹介します。
これは週末10AM-6PMくらい(イベントによる)の間、あるストリートの一角が大胆に通行止め(歩行者専用)にされ、マーケットとなるイベント。規模は大通りを10ストリートほどぶち抜く大きなものから、数ブロックのコンパクトなものまであります。内容はお祭りでよく見るような屋台やゲームが並んでいるStreet Fairもありますが、ご存知の通りNYは様々な人種・文化背景を持った人々が住む街!ということで、そのストリートや地域ごとにテーマのあるStreet Fairが多い!!これが個人的には楽しくて大好きです。
私が昨年NYの街中を散歩中に見かけて参加したStreet Fairの中には“カリビアン”“フレンチ”“ハンガリアン”“メキシカン”そしてもちろん“日本”などがありました。
‐誰でも気軽に参加できるWelcome!!な雰囲気。しかも価格がお手頃。
初めに〝散歩中に見かけて参加したStreet Fair″と書きましたが、5月~10月にかけてStreet Fairはランダムに色々なストリートで行われているので、特に計画を立てていなくても出くわしてしまうのです。 入場料無料で、散歩がてら歩けるような雰囲気ですので、ランチをレストランで取る代わりにStreet Fairの屋台でお腹いっぱい食べる!というのもオススメです。
国ごとのテーマだけでなくPOP UP NEW YORKなど、地元のレストランやミュージシャンがコラボレーションして行うStreet Fairもありますから、頻度は結構多く、毎週どこかのストリートが封鎖されている状態になります。 特に6月~9月は見かける機会が多くなりますから、NYへの旅行を計画中の方もチェックしてみて下さいね。 レストランでは味わえない食べ物や、面白いお土産がみつかること間違いなしです! NY在住の日本人の方々には懐かしくなるような食べ物がいっぱいのJapan Block Fairなんかもお勧めです。
‐ちょっと気になっていたものが試せる!楽しめる!私がマーケットだから『ちょっと試してみよう!』と食べて美味しかったのがカリビアンフードです。日本ではあまりみかけませんね。基本的にはお肉をシチューのように煮込んだものや、バーベキューなのですが、サイドにお米が入るので食べやすいです。揚げバナナ…実はバナナではなくPlantainというバナナの仲間も試す価値有りです!
マーケットでは地元のレストランや有名店が出店していることも多いのですが、ほとんどのお店がマーケット限定価格や特別セットを作って売り出しています。高級なオリーブオイルをミニサイズで試せたり、アクセサリーを安く買えたり…普段なら手が出せないもの、出さないものに触れることで新たな発見ができます。‐NYに住む様々な文化背景を持った人々に触れ合える
下記の写真はフランス系の人々が中心となっていたStreet Fair。実はフランスのBastille dayをお祝いするというテーマがあったので、エンターテイメントに加えてクロワッサンやマカロンなどのフランス菓子、レモネード、クレープといった美味しいものがいっぱい、フランス語もちらほら聞こえるような充実したストリートマーケットでした。
普通に過ごしていても色々な文化背景を持った人々と出会うNYですが、それぞれの国や文化をテーマにしたマーケットでは、お店だけでなく伝統菓子を紹介していたり、楽器演奏がされていたりするので、人々と触れ合う機会も多く異文化体験や発見ができるのが魅力です。また、どのようなテーマのStreet Fairも基本的には地域の人々が企画し、楽しんでいるのでNYに住んでいる人々と触れ合う機会が沢山ある空間です。
ニューヨークのStreet Fair、いかがだったでしょうか?NYは美術館やブロードウェイ、ショッピングなど計画が盛りだくさんになりがちですが、夏ならではのお腹と心が満たされるStreet Fairに立ち寄ってみるのも良い思い出になるのでは、と思います。
私も今年はどんなStreet Fairに出会えるかなあ~と今から週末はウキウキしながら街を歩いています!